新しくできた岐阜市中央中学校の給食共同調理場(整備費用は約5億8000万円)を来月の稼動前に視察してきました。ドライシステムの給食調理場は境川中学校に続いて2箇所目。境川中の場合は改装によるものだったので、新設は今回が初めてです。

従来からのウエットシステムからドライシステムでの整備に至った経緯は、平成8年に連続3件の食中毒事故があり、再発防止と今後の給食のありかたを検討するため、岐阜市学校給食審議会ができ、そこでの審議の結果「ドライシステムの学校給食センター方式を採用し、より安全で安心な給食への転換を図る。」という答申が出され、その後平成19年にドライシステム共同調理場方式 導入整備計画が出来、平成22年度から約15年間で耐震工事、施設の老朽化、児童生徒の増加等による校舎建設計画に併せて、基本的に中学校の全てをドライシステムの共同調理場に転換していくこととなりました。あわせて小学校の給食室は配膳室に転用することとなりました。

その流れの中での今回の共同調理場は、来年1月から岐阜中央中学校及び岐阜小学校の分(約800食)を調理し、4月からは明郷小学校分(合計(1100食分)も合わせて調理することになります。

今後は、長良中学校(長良中学校・長良西小学校 約1200食分)、藍川北中学校(藍川北中学校・藍川小学校 約600食分)、長良小学校(長良小学校・長良東小学校・東長良中学校 約2000食分)という順番に平成29年度、30年度、31年度と中学校校区ごとに整備されていきます。

では、そもそもドライシステムとはなんぞや?ということですが、ドライシステムとは調理器具などから、床に水を落とさない構造で細菌の繁殖を防止し、水はねなどによる2次汚染を防ぎ、安全性と作業効率を高めるといったシステムで、国がドライシステムを推進し整備補助も行っています。


まずは出席した10人ほどの同僚議員(自民からは谷藤議員、長屋議員、郷議員、渡辺よ議員、石川)とともに職員さんから説明を受け、いざ調理場へ。


従来のウエットシステムでは全ての工程を同じスペースで行っていますが、ドライシステムでは2次汚染を防ぐために、「下処理」「加熱調理室」「和え物室」「洗浄室」など作業ごとに部屋を区分されています。人はそれぞれの場所で固定されることになり、食材だけが次の工程へと流れていく仕組みになってます。


写真では分かりにくいですが、黄色い矢印の流れで食材だけが流れていきます。



 野菜は異物や虫の混入を防ぐために、葉物は4回、根菜類は3回、果物も3回水洗いされるそうです。蛇口は手を使わず肘を使って、開けたり閉めたりできるようになっており、安全性への徹底ぶりには驚きます。


野菜を洗った後はカウンター越しに食材だけが向こうの部屋に流れていく仕組みですね。


スチームコンベクションオーブンなるものの導入されてます。


  
  
 他には焼き物、揚げ物のフードにアクアクリーンシステムというシステムを導入し、消臭率を70パーセントから85パーセントカットする仕組みで、近隣にお住まいの住民みなさんに対しても配慮がされています。

 このフードの上にあるのがアクアクリーンシステムだそう。

ひととおり説明を受けながらグルッと施設をみて今回の視察は終了しました。このような新しいシステムにより安心で安全な給食を子どもたちに届けて欲しいし、順次未整備の中学校校区への整備計画も進めて欲しいですね。また議会議員としても子どもたちへの給食の環境についてはこれからもしっかり見守っていきたいと思います。